Harris-Benedictの式-エネルギーはどれくらい摂ればいいの?-

医療者にとっては当たり前すぎる式ですが、一度ご紹介したいと思います。入院中の患者でエネルギーを摂るときなどに参考にしている式です。

つまり、患者の全エネルギー消費量(total energy expenditure : TEE)を求め、それを補うと考えればよいわけです。

投与エネルギーの決め方は次の式のように決めます。

TEE=BEE × activity factor × stress factor

                          (ニュートリー株式会社のHPより)

例えば170cm、70kgの60歳男性、歩行は可能、胆嚢手術後2日目で、臓器障害なし、熱傷なし、体温も正常範囲内とします。

BEEは66.57+13.75×70(kg)+5.0×170(cm)-6.76×60(歳)
=1473.37
となります。
active factorは1.2となり、
stress factorは1.2となります。

TEE=BEE × activity factor × stress factorなので
TEE=1473.37×1.2×1.2=2121.653 Kcal/day

となります。

自分のことですが、11月に食生活アドバイザーの資格試験を受けてから、カロリーとか、栄養素の表示を見るようになりました。
何がどれくらい入っているかとかはもちろんですが、表示の仕方の仕組みがわかり、食品選びが楽しくなりました。

受かっているといいな。