耳鼻咽喉科で行う検査についてまとめました。
●聴力検査系
新生児聴覚スクリーニングマニュアル(2015年) 日本耳鼻咽喉科学会
AABR
OAE
田中・進藤式 耳のきこえと発達のチェック
ASSR(Auditory Steady State Response、聴性定常反応):新生児期以降
・各周波数を測定できる(低音も測定できる)
・骨導も測定できる
・両耳同時測定できる
・SAM音、MM音を用いる
ABR(Auditory Brainstem Response、聴性脳幹反応):新生児期以降
・Ⅰ波は蝸牛神経、 Ⅱ波は蝸牛神経核(延髄)、Ⅲ波はオリーブ核(橋)、Ⅳ波は外側毛帯(橋)、Ⅴ波は下丘(中脳)・1つの周波数しか測定できない
・クリック誘発の反応は2000-4000Hzの反応を反映(低音は信頼性が低い)
・低音にはトーンピップを使用するが、信頼性は高くない
聴性定常反応検査(ASSR)とその活用について 山形大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座 伊藤吏先生(2015年 専門医通信)
BOR(Behavioral Observation Audiometry、聴性行動反応検査):3-6ヶ月
COR(Conditional Orientation Audiometry、条件詮索反射聴力検査):6ヶ月-3歳
Play(play audiometry、遊戯聴力検査):3-5歳
barr法とピープショウテスト(peep-show-test)がある
PTA(Pure Tone Audito 標準純音聴力検査):幼児期以降
随時更新予定。