耳鼻咽喉科関連癌のステージと治療のまとめ
①口腔癌(舌癌) 亜部位:頬粘膜、上歯槽、下歯槽、歯肉、硬口蓋、舌、口腔底
②上顎洞癌
③上咽頭癌 亜部位:後上壁、側壁、下壁
④中咽頭癌 亜部位:前壁、側壁、後壁、上壁
⑤下咽頭癌 亜部位:梨状陥凹、後壁、輪状後部
⑥喉頭癌 亜部位:声門上部、声門、声門下部
⑦甲状腺癌
⑧唾液腺癌(耳下腺癌)
⑨原発不明癌
(2018年 頭頸部癌診療ガイドラインより)
⑩頭頸部粘膜悪性黒色腫
これは1879年にアドルフ・クスマウルが報告した疾患です。
クスマウルは結節性多発動脈炎、クスマウル呼吸などで有名ですね。
反復性の唾液腺腫脹と唾液管から線維素塊やゼリー様物質が排出されることを特徴とする疾患です。
明確な診断基準はなく、村上らの提唱した診断手引きが用いられることが多い。
(参考論文)
繊維素性唾液管炎の3例 大塚ら 口咽科 2017
小児の繊維素性唾液管炎(Kussmaul病)の1例 土屋ら 口咽科 2012
あまり見られない疾患ですが、鑑別あげられるようにしておきましょう。
それでは、また次回。