現在の研修制度では地域での医療を学ぶ機会が与えられている。研修病院によって異なるが、1ヶ月ほど北海道、新潟、地域医師会などで学ばせてもらう。
僕が、実習させていただいた新潟魚沼地域では次のような取り組みがあった。
魚沼医療圏で地域での医療をサポートする仕組みとして「うおぬま・米ねっと」(http://www.uonuma-mynet.org/)という試みがH26.4月からはじまった。事前申し込みで無料のサービスである。
十日町市、魚沼市、南魚沼市、湯沢町、津南町にある病院、診療所、薬局のうち、米ねっとに参加している施設と市町で診療情報が共有される。
うおぬま・米ねっとHPより
利点として
①利用者にやさしい
-複数医療機関で受診している場合でも、情報共有することで検査や投薬の重複 を防ぎやすいので経済的。
-情報共有により、検査や投薬の情報が他の医療機関でもわかるもので、安心して治療を受けられる。
-無料
②救急医療現場で速やかな対応ができる
-搬送先で普段、飲んでいる薬や検査の結果がわかるので、いざというときの速やかな治療に役立つ。
というシステムがあるんだそうです。
はじめ見た時、素晴らしいシステムだなと思いました。実際H26.10月現在で12000人以上の人が登録しています。実際本稼働になったらどうなるんだろう・・・
個人情報の問題、稼働率の問題、医療者と患者の連携などどのようになっているのでしょうか。どんな課題があるのでしょうか。