2021年7月-12月 専攻医トレーニング講座・専門医スキルアップ講座(12月に専門医認定試験問題あり)

今年は寅年。

残りの7月から12月をまとめていきます。

2021年 124巻7号

専攻医トレーニング講座

頭頸部癌の標準治療 国立がん研究センター東病院頭頸部外科 松浦一登先生

専門医スキルアップ講座

学校保健における諸課題とその対応 ―一側性難聴児に対する聴覚補償と学校における対応― 徳島大学耳鼻咽喉科 島田亜紀先生

―障害児の摂食嚥下障害に対する学校における対応― 県立広島病院小児感覚器科 益田 慎先生

2021年 124巻8号

専攻医トレーニング講座

慢性めまいの鑑別診断 新潟大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 堀井 新先生

専門医スキルアップ講座

頭頸部外科医のノンテクニカルスキル ―頭頸部手術の多職種連携― 静岡県立静岡がんセンター頭頸部外科 鬼塚哲郎先生

―頭頸部癌手術の若手医師教育― がん研有明病院頭頸科 三谷浩樹先生

2021年 124巻9号

専攻医トレーニング講座

嗅覚検査の概要と評価のポイント 金沢医科大学医学部耳鼻咽喉科学 志賀英明先生

専門医スキルアップ講座

めまい疾患の新しい診断基準と診断の進め方 新潟大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科 堀井 新先生

2021年 124巻10号

専攻医トレーニング講座

鼓室内病変の見方 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学 山本 裕先生

専門医スキルアップ講座

補聴器の新しい展開 ―軟骨伝導補聴器― 奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学 西村忠己先生

―耳鳴治療用補聴器― 慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科 西山崇経先生

―補聴器と認知症予防― 愛知医科大学耳鼻咽喉科 内田育恵先生

2021年 124巻11号

専攻医トレーニング講座

喉頭微細手術のコツ 藤田医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科 楯谷一郎先生

専門医スキルアップ講座

高齢者の頭頸部癌にどう対処するか ―都市部の現状と対応― 大阪国際がんセンター頭頸部外科 藤井 隆先生

―地域の現状と対応― 新潟県立がんセンター新潟病院頭頸部外科 佐藤 雄一郎先生

2021年 124巻12号

専攻医トレーニング講座

外科的気管切開の術式選択とカニューレ管理 東京都保健医療公社荏原病院耳鼻咽喉科 木村 百合香先生

専門医スキルアップ講座

鏡視下手術の新領域 ―経外耳道的内視鏡による中耳真珠腫の治療― 大阪労災病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科 西池季隆先生

―経口内視鏡による輪状咽頭筋切断術― 久留米大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科 千年俊一先生

第33回 専門医認定試験

第33回専門医認定試験を終えて 第33回専門医認定試験委員長 中川尚志先生

第33回専門医認定試験問題

それでは。

2021年1月-6月 専攻医トレーニング講座・専門医スキルアップ講座

2021年度から

専門医通信が終了し、

専攻医トレーニング講座・専門医スキルアップ講座に変更となりました。

丑年。

2021年 124巻1号

「専攻医トレーニング講座」および「専門医スキルアップ講座」の掲載開始に当たって 学術委員会 兵頭 政光先生

専攻医トレーニング講座

側頭骨の手術解剖と画像診断 新潟大学医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科 高橋邦行先生

専門医スキルアップ講座

手術指導医に求められること ―耳科手術指導医― 近畿大学医学部大学院医学研究科耳鼻咽喉科学 土井勝美先生

―鼻科手術指導医― 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科 鴻 信義先生

2021年 124巻2号

専攻医トレーニング講座

眼振の見方について 名古屋市立大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科 岩﨑真一先生

専門医スキルアップ講座

頸部リンパ節腫脹の鑑別 ―良性― 香川大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科 星川広史先生

―悪性― 国立病院機構九州がんセンター頭頸科 藤 賢史先生

2021年 124巻3号

専攻医トレーニング講座

内視鏡下鼻副鼻腔手術の基本手技 関西医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科 朝子幹也先生

専門医スキルアップ講座

好酸球性上気道炎の診断と治療 ―好酸球性中耳炎― 弘前大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科 松原 篤先生

―好酸球性副鼻腔炎― 広島大学大学院耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学 竹野幸夫先生

2021年 124巻4号

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の抄録

2021年 124巻5号

専攻医トレーニング講座

口腔咽頭領域の粘膜病変の見方 旭川医科大学頭頸部癌先端的診断・治療学講座 林 達哉先生

専門医スキルアップ講座

小児の喉頭疾患 ―声帯結節症― 埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科 二藤隆春先生

―喉頭軟弱症― 千葉県こども病院耳鼻咽喉科 仲野敦子先生

―声門下狭窄― 国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科 守本倫子先生

2021年 124巻6号

専攻医トレーニング講座

嚥下障害の診断と治療 広島市立広島市民病院 井口郁雄先生

専門医スキルアップ講座

耳鼻咽喉科医による在宅医療の実際 ―耳鼻咽喉科における在宅医療の現状と課題― 宇高耳鼻咽喉科医院 宇高二良先生

―実践的な在宅嚥下障害医療― 西山耳鼻咽喉科医院 西山 耕一郎先生

―在宅における気道管理― 大原綜合病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科 鹿野真人先生

―在宅における頭頸部腫瘍の管理と限界― 医療法人学縁会おおさか往診クリニック 田村 学先生

―難聴児に対するオンライン診療― 耳鼻咽喉科神田E・N・T医院,長崎ベルヒアリングセンター 神田幸彦先生

それでは。

専門医通信・テキストシリーズ2020年8月-12月(12月に専門医認定試験あり)

2020年

2020年 123巻8号

専門医通信

花粉症に対する抗 IgE 抗体製剤の使い方 日本医科大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器科学分野 大久保公裕先生

オマリズマブ(ゾレア)に関して学びましょう。

最適使用推進ガイドライン

重心動揺計を活用する : ラバー負荷検査をめぐって 名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科 岩﨑真一先生

演習問題

専門医テキストシリーズ

近未来の頭頸部癌治療 ―プレシージョン医療― 愛知医科大学耳鼻咽喉科学 小川徹也先生

―がん化学療法における悪心・嘔吐管理― 金沢大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 脇坂尚宏先生

制吐薬適正使用ガイドライン

内視鏡下甲状腺手術 : システム導入からアプローチ法まで ―内視鏡補助下甲状腺手術(VANS): システム導入からアプローチ法まで― 福井大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 菅野真史先生

2020年 123巻9号

専門医通信

鼻副鼻腔悪性腫瘍に対する内視鏡下鼻内手術 千葉大学大学院医学研究院 耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学 花澤豊行先生

再発または遠隔転移を有する頭頸部癌治療の新たな選択肢 愛知県がんセンター頭頸部外科 花井信広先生

演習問題

専門医テキストシリーズ

好酸球性副鼻腔炎手術のコツ ―出血コントロールに必要な基本手技の追求― 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科 大村和弘先生

―嗅覚改善への対応― 三重大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科 小林正佳先生

2020年 123巻10号

専門医通信

めまい・平衡機能障害に対するホームケア 奈良県立医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科/めまいセンター 北原糺先生

耳鼻咽喉科内視鏡検査における感染予防 杏林大学医学部耳鼻咽喉科学教室 齋 藤康一郎先生

演習問題

専門医テキストシリーズ

知っておきたい耳鳴の診断と治療 ―診断― 名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部・感覚器外科学耳鼻咽喉科 曾根三千彦先生

―治療― 愛知学院大学 歯学部 耳鼻咽喉科 高橋真理子先生

2020年 123巻11号

専門医通信

痙攣性発声障害に対するチタンブリッジを用いる甲状軟骨形成術Ⅱ型 名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科 讃岐徹治先生

スポーツ・レジャーの気圧変化と耳疾患 東海大学医学部耳鼻咽喉科 濵田昌史先生

がん治療患者の口腔管理 宮城県立がんセンター頭頸部内科 山﨑知子先生

演習問題

専門医テキストシリーズ

最新のウイルス感染への対応 ―最新のインフルエンザ治療対策― 国立病院機構三重病院 耳鼻咽喉科 増田佐和子先生

―ステロイド療法と HBV 再活性化― 名古屋市立大学大学院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 江﨑伸一先生

2020年 123巻12号

専門医通信

第32回日耳鼻専門医認定試験を終えて 第32回日耳鼻専門医認定試験委員長 中川尚志先生

第32回 専門医認定 試験問題

補聴器による聴覚リハビリテーション 済生会宇都宮病院耳鼻咽喉科 新田清一先生

加齢性難聴と認知症 愛知医科大学耳鼻咽喉科 内田育恵先生

難治性口腔・咽頭潰瘍の診断と治療 旭川医科大学頭頸部癌先端的診断・治療学講座耳鼻咽喉科・頭頸部外科 林達哉先生

演習問題

専門医テキストシリーズ

こう取り組む嚥下障害の診断と治療 ―診断編― 東京都保健医療公社荏原病院耳鼻咽喉科 木村百合香先生

―嚥下動態と病態をふまえた治療― 愛知医科大学耳鼻咽喉科 藤本保志先生

嚥下障害診療ガイドライン. 日本耳鼻咽喉科学会 編, 金原出版 ; 2018

筋萎縮性側索硬化症診療ガイドライン. 日本神経学会 編, 南光堂 ; 2013

脊髄小脳変性症・多系統萎縮症診療ガイドライン2018. 日本神経学会/厚生労働省「運動失調症の医療基盤に関する調査研 究班」編, 南光堂 ; 2018

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専門医通信終了に当たって

ということで最後らしいです。

タイ・コンケン大学プチ留学記-part①準備編-

大学6年のときに1-2ヶ月だけタイにポリクリの延長みたいなものでコンケン大学にプチ留学したので、忘備録に。

ふと、そういえば振り返りをしていなかったなという思いと、書くことで海外旅行に行った気分になるかなという単純な動機で書いてみようと思う。

大学6年の時だから、何年前だ…忘備録というかもうだいぶ忘れているが。

まずはコンケン大学だが

あの有名なマヒドン大学はもちろん1位…日本からも熱帯医学を学びに行く人がちらほら
それに次ぐ次ぐ次ぐ次ぐ5位だとのこと、知らなかった。

タイの東北部(イサーン)にある。

バンコクからは飛行機で1時間、バスでは6-7時間ほどの距離。

…まぁコンケン大学のことは後に回すとして、準備したものは

1 ビザ

2 予防接種

3 その他もろもろ提出の書類など

3の書類はま、置いといて。

まずは1のビザ

観光目的で30日以内ならビザはいらないらしいが、今回は30日を超えるのでビザ取得。

一度出国すればOKらしいが、そのへんは割愛。

2の予防注射

予防接種が学校より推奨されていたため、以下の3つを接種。

タイの情報→こちら

厚生労働省検疫所FORTHでのHPにわかりやすく載っています。

狂犬病ワクチン

A型肝炎

コンケン周辺は生魚を食べるらしく、接種を勧められた。

破傷風

昔受けたことあったけど、ブーストで打ちました。

 

万全な状態で、いざコンケンへ

 

…続く。

 

真珠腫性中耳炎と専門医通信・専門医講習会テキストシリーズ2020年8月

あと専門医試験まで1週間を切りましたね。

他の専門医は中止・延期になるものがあるなか耳鼻科は感染対策などしっかりして決行のようです。

受験生はがんばりましょう。

 

今回は中耳真珠腫の分類をまとめてみました。

中耳真珠腫進展度分類2015改定案 日本耳科学会

今までの専門医通信の問題をまとめてみました。

2014年 117巻6号

●先天性真珠腫の診断と治療 三井記念病院耳鼻咽喉科 奥野妙子先生

●演習問題

2013年 116巻1号

●中耳真珠腫進展度分類の活用法 宮崎大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学 東野哲也先生

●演習問題

こちらは今月の専門医通信です。

専門医通信

花粉症に対する抗 IgE 抗体製剤の使い方 日本医科大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器科学分野 大久保公裕先生

重心動揺計を活用する : ラバー負荷検査をめぐって 名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科 岩﨑真一先生

演習問題

専門医講習会テキストシリーズ

近未来の頭頸部癌治療 ―プレシージョン医療― 愛知医科大学耳鼻咽喉科学 小川徹也先生

―がん化学療法における悪心・嘔吐管理― 金沢大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 脇坂尚宏先生

内視鏡下甲状腺手術 : システム導入からアプローチ法まで ―内視鏡補助下甲状腺手術(VANS): システム導入からアプローチ法まで― 福井大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 菅野真史先生

それでは。

2012−2019年 耳鼻科専門医試験 記述式

耳鼻科専門医の記述式をまとめます。

2012年 115巻11号

●第24回専門医認定試験問題 キーワード

2013年 116巻11号

●第25回専門医認定試験問題 キーワード

2014年 117巻11号

●第26回専門医認定試験問題 キーワード

2015年 118巻11号

●第27回専門医認定試験問題 キーワード

2016年 119巻11号

●第28回専門医認定試験問題 キーワード

2017年 120巻11号

●第29回専門医認定試験問題 キーワード

2018年 121巻11号

●第30回専門医認定試験問題 キーワード

2019年 122巻11号

●第31回専門医認定試験問題 キーワード

それでは。

2019年専門医試験問題とPPPDと真珠腫

もうすぐ専門医試験ですね。

2020年度は面接が中止になって、記述、5択、小論文のようですね、

2019年の問題は過去問にないので、載せます。

第31回 専門医認定試験問題

問題1 内耳奇形

問題2 p16+中咽頭癌

問題3 嚥下障害

鼻腔閉鎖不全:ブローイング訓練 →動画

喉頭挙上障害、食道入口部開大障害:頭部挙上訓練(Shaker法、シャキア)→動画

問題4 嗅神経芽細胞腫

2016年 119巻8号

●嗅神経芽細胞腫の診断と治療 千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学 花澤豊行先生

問題5 好酸球性中耳炎と好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

問題6 喉頭外傷

問題7 BPPV ENG

ENGに関して

電気眼振図(ENG)の検査法と診断的意義について 伊藤彰紀先生

ENG の基本的手技と日常でよく見られる眼振 群馬大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 古屋 信彦・高橋克昌先生

問題8 口蓋扁桃肥大

 

また持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)に関し、まとめます。

2020年 123巻7号

●めまいとストレス 大阪市立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉病態学 角南貴司子先生

2020年 123巻2号

●持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)の診断と治療 新潟大学大学院医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 堀井新先生

 

次に真珠腫性中耳炎に関してです。

中耳真珠腫進展度分類2015改定案 日本耳科学会

2014年 117巻6号

●先天性真珠腫の診断と治療 三井記念病院耳鼻咽喉科 奥野妙子先生

●演習問題

2013年 116巻1号

中耳真珠腫進展度分類の活用法 宮崎大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学 東野哲也先生

演習問題

それでは。

遺伝性症候群性難聴、内耳奇形

もうすぐ専門医試験ですね。

今回は、遺伝性症候群難聴、内耳奇形に関してまとめてみます。

専門医通信にも取り上げられていました。

2015年 118巻2号

遺伝性症候群性難聴の診断と取り扱い 自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児耳鼻咽喉科 伊藤真人先生

演習問題

そこには

1.外耳の異常を伴うもの

2.外耳の異常にそのほかの異常を伴うもの

・鰓弓耳腎症候群(Branchio-oto-renal syndrome (BOR))

3.眼の異常を伴うもの

Usher症候群難病センターHP

感音難聴と網膜色素変性症

常染色体劣性遺伝

2020年 123巻5号

指定難病としてのアッシャー症候群 国立障害者リハビリテーションセンター病院耳鼻咽喉科 石川浩太郎先生

4.筋・骨格疾患を伴うもの

Van der Hoeve 症候群(バンデルヘーベ)骨形成不全症の難病センターHP

易骨折性、青色強膜、難聴

常染色体優性遺伝

・Treacher Collins症候群

頬骨・上眼窩縁の低形成による特徴的な顔貌を呈し,下がり目,頬骨部の陥凹耳介奇形としばしば外耳道閉鎖や中耳・耳小骨奇形を伴う

5.皮膚とその付属器疾患を伴うもの

Waardenburg(ワールデンブルグ)症候群

難聴、虹彩色素異常、皮膚や毛髪の色素異状を伴う

常染色体優性遺伝

6.腎疾患を伴うもの

Alport 症候群難病センターHP

7.神経疾患を伴うもの

・神経線維種症は多発性の神経線維腫と色素班を主徴とするもの

末梢神経および皮膚の病変が主体 (末梢型)の神経線維腫症Ⅰ型(von Recklinghausen 病 : NF1)

頭蓋内など中枢に腫瘍を形成する中枢型の神 経線維腫症Ⅱ型(NF2)

8.そのほかの疾患を伴うもの

Pendred症候群難病センターHP

前庭水管拡大症による難聴と、ヨウ素有機化障害を伴う甲状腺腫を合併したもの

・ミトコンドリア脳筋症

MELAS、MERRF、Kearns―Sayre 症候群が代表的

・ムコ多糖症

と、ありました。

次に内耳奇形の分類に関してです。

2015年 118巻8号

内耳奇形の画像診断 神戸市立医療センター中央市民病院耳鼻咽喉科 内藤泰先生

演習問題

難しいですね。

それでは。

 

耳鼻咽喉科-聴力検査編-

耳鼻咽喉科で行う検査についてまとめました。

●聴力検査系

新生児聴覚スクリーニングマニュアル(2015年)  日本耳鼻咽喉科学会

AABR

OAE

田中・進藤式 耳のきこえと発達のチェック

ASSR(Auditory Steady State Response、聴性定常反応):新生児期以降

・各周波数を測定できる(低音も測定できる)

・骨導も測定できる

・両耳同時測定できる

・SAM音、MM音を用いる

ABR(Auditory Brainstem Response、聴性脳幹反応):新生児期以降

・Ⅰ波は蝸牛神経、 Ⅱ波は蝸牛神経核(延髄)、Ⅲ波はオリーブ核(橋)、Ⅳ波は外側毛帯(橋)、Ⅴ波は下丘(中脳)・1つの周波数しか測定できない

・クリック誘発の反応は2000-4000Hzの反応を反映(低音は信頼性が低い)

・低音にはトーンピップを使用するが、信頼性は高くない

聴性定常反応検査(ASSR)とその活用について 山形大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座 伊藤吏先生(2015年 専門医通信)

BOR(Behavioral Observation Audiometry、聴性行動反応検査):3-6ヶ月

COR(Conditional Orientation Audiometry、条件詮索反射聴力検査):6ヶ月-3歳

Play(play audiometry、遊戯聴力検査):3-5歳

barr法とピープショウテスト(peep-show-test)がある

PTA(Pure Tone Audito 標準純音聴力検査):幼児期以降

随時更新予定。

専門医通信・テキストシリーズ2020年2月-7月-ANCA関連血管炎、OMAAV-

今回はANCA関連血管炎、ANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)に関し、まとめてみます。

まずはOMAAVのガイドラインです。

2018年の121巻5号の専門医通信にもあります。

●ANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)の診断と治療 新潟大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 森田由香先生

診断基準は

また、本家のANCA関連血管炎診療ガイドライン2017です。

ANCA関連血管炎診療ガイドライン2017 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等製作研究事業(難治性疾患政策研究事業)

 

血管炎症候群の診療ガイドライン(2017年改訂版) 日本循環器学会他 2018

です。

 

また今回は2020年2-7月の専門医通信、専門医テキストシリーズをまとめます。

2020年

2020年 123巻7号

専門医通信

●めまいとストレス 大阪市立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉病態学 角南貴司子先生

●頭蓋底骨髄炎の診断と治療 新潟大学大学院 医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 高橋邦行先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ

●めまいに効くリハビリテーション 横浜市立みなと赤十字病院 めまい平衡神経科 新井基洋先生

●どう取り組む?難治性中耳炎 新潟大学院医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 森田由香先生

2020年 123巻6号

専門医通信

●耳科手術の国際術式分類 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学 山本裕先生

●薬剤性難聴の最近の動向 筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科・頭頸部外科 田渕経司先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ

●専門医を悩ませる高齢疾患への対応 ―秋田県における老人性鼻漏のアンケート調査― 秋田大学大学院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 山田武千代先生

●―高齢者と口腔乾燥症― 関西医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 岩井大先生

●―声帯萎縮症― 京都府立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科 平野滋先生

2020年 123巻5号

専門医通信

●指定難病としてのアッシャー症候群 国立障害者リハビリテーションセンター病院耳鼻咽喉科 石川浩太郎先生

●病態に応じためまいの薬物療法 日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 野村泰之先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ

●どう取り組むいびきと無呼吸 名古屋市立大学耳鼻咽喉科&睡眠医療センター 中山明峰先生

●―耳鼻咽喉科医が行ういびき,閉塞性睡眠時無呼吸の治療― 太田総合病院記念研究所 太田睡眠科学センター,東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室 千葉伸太郎先生

2020年 123巻4号→なし

2020年 123巻3号

専門医通信

●聴覚情報処理障害の診断と対応 県立広島病院小児感覚器科 益田慎先生

●小児の顔面神経麻痺への対応 東京都立小児総合医療センター耳鼻咽喉科 馬場 信太郎先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ

●嗅覚障害 診療のコツ 金沢医科大学耳鼻咽喉科学 三輪高喜先生

●痙攣性発声障害を理解する 名古屋市立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉・頭頸部外科 讃岐徹治先生

2020年 123巻2号

専門医通信

●第33回日耳鼻専門医講習会を終えて 第33回日耳鼻専門医講習会実行委員長 藤枝重治先生

●持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)の診断と治療 新潟大学大学院医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 堀井新先生

●外来診療における超音波検査 鳥取大学医学部感覚運動医学講座耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 福原隆宏先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ→なし

それでは。