アンチ・ドーピング-東京オリンピックはもうすぐ-

東京オリンピックがもうすぐ開催されますね。
病院にもスポーツ選手にドーピングの薬など問われることあるので、良いサイトを掲載します。

サイトはこちら

医療者もすべての薬は覚えられないので、いい検索サイトがあります。

global DROはこちらへ

ここで検索してください。

また治療でどうしても禁止されている薬を使わなくていけない時は申請しなくてはいけません。このようなものがあるそうです。

TUE(治療使用特例)の承認条件

  • 治療をする上で、使用しないと健康に重大な影響を及ぼすことが予想される
  • 他に代えられる合理的な治療方法がない
  • 使用しても、健康を取り戻す以上に競技力を向上させる効果を生まない
  • ドーピングの副作用に対する治療ではない

それでは。

化学療法中に発熱??-発熱性好中球減少症-

シスプラチンなどの化学療法中に発熱性好中球減少症(FN)が起こることがあります。死に直結する大変危険な病態であり、即座の介入が必要です。

ガイドライン

発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(第1版) 日本臨床腫瘍学会 2012年8月
前付・目次
1章 FNの概要と初期評価(CQ1-5)
2章 FNに対する治療(CQ6-21)
3章 FNの予防(CQ22-27)
索引

発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改定第2版 案)パブリックコメント用

発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改訂第2版)

発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改訂第2版)

  • 作者:日本臨床腫瘍学会
  • 出版社:南江堂
  • 発売日: 2017年10月16日

MASCCスコア(最大26点)により分類する。(推奨グレードA 第2版ではB)

□臨床症状(下記のうち1つを選択)
 ・無症状 5  ・軽度の症状 5  ・中等度の症状 3
□血圧低下なし 5
□COPDなし 4
□固形癌であるorあるいは造血器腫瘍で真菌感染症の既往がない 4
□脱水症状なし 3
□外来管理中に発熱した患者 3
□60歳未満(16歳未満には適用しない) 2

MASCCスコアで高リスク(20点以下)なら抗緑膿菌の点滴抗生剤(マキシピーム2g2回、メロペン1g3回など)を投与開始します。

頭頚部癌FN発症頻度としてガイドラインで紹介されているのは
DTX/5FU/CDDP   12%
5FU/CDDP(FP)   7%

逆に発熱性好中球減少症(FN)にG-CSFを使用することはこのようにまとめられています。

それでは。