シスプラチンなどの化学療法中に発熱性好中球減少症(FN)が起こることがあります。死に直結する大変危険な病態であり、即座の介入が必要です。
ガイドライン
発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(第1版) 日本臨床腫瘍学会 2012年8月
前付・目次
1章 FNの概要と初期評価(CQ1-5)
2章 FNに対する治療(CQ6-21)
3章 FNの予防(CQ22-27)
索引
発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改定第2版 案)パブリックコメント用
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- 作者:日本臨床腫瘍学会
- 出版社:南江堂
- 発売日: 2017年10月16日
MASCCスコア(最大26点)により分類する。(推奨グレードA 第2版ではB)
□臨床症状(下記のうち1つを選択)
・無症状 5 ・軽度の症状 5 ・中等度の症状 3
□血圧低下なし 5
□COPDなし 4
□固形癌であるorあるいは造血器腫瘍で真菌感染症の既往がない 4
□脱水症状なし 3
□外来管理中に発熱した患者 3
□60歳未満(16歳未満には適用しない) 2
MASCCスコアで高リスク(20点以下)なら抗緑膿菌の点滴抗生剤(マキシピーム2g2回、メロペン1g3回など)を投与開始します。
頭頚部癌FN発症頻度としてガイドラインで紹介されているのは
DTX/5FU/CDDP 12%
5FU/CDDP(FP) 7%
逆に発熱性好中球減少症(FN)にG-CSFを使用することはこのようにまとめられています。
それでは。