2019年専門医試験問題とPPPDと真珠腫

もうすぐ専門医試験ですね。

2020年度は面接が中止になって、記述、5択、小論文のようですね、

2019年の問題は過去問にないので、載せます。

第31回 専門医認定試験問題

問題1 内耳奇形

問題2 p16+中咽頭癌

問題3 嚥下障害

鼻腔閉鎖不全:ブローイング訓練 →動画

喉頭挙上障害、食道入口部開大障害:頭部挙上訓練(Shaker法、シャキア)→動画

問題4 嗅神経芽細胞腫

2016年 119巻8号

●嗅神経芽細胞腫の診断と治療 千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学 花澤豊行先生

問題5 好酸球性中耳炎と好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

問題6 喉頭外傷

問題7 BPPV ENG

ENGに関して

電気眼振図(ENG)の検査法と診断的意義について 伊藤彰紀先生

ENG の基本的手技と日常でよく見られる眼振 群馬大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 古屋 信彦・高橋克昌先生

問題8 口蓋扁桃肥大

 

また持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)に関し、まとめます。

2020年 123巻7号

●めまいとストレス 大阪市立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉病態学 角南貴司子先生

2020年 123巻2号

●持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)の診断と治療 新潟大学大学院医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 堀井新先生

 

次に真珠腫性中耳炎に関してです。

中耳真珠腫進展度分類2015改定案 日本耳科学会

2014年 117巻6号

●先天性真珠腫の診断と治療 三井記念病院耳鼻咽喉科 奥野妙子先生

●演習問題

2013年 116巻1号

中耳真珠腫進展度分類の活用法 宮崎大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学 東野哲也先生

演習問題

それでは。

遺伝性症候群性難聴、内耳奇形

もうすぐ専門医試験ですね。

今回は、遺伝性症候群難聴、内耳奇形に関してまとめてみます。

専門医通信にも取り上げられていました。

2015年 118巻2号

遺伝性症候群性難聴の診断と取り扱い 自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児耳鼻咽喉科 伊藤真人先生

演習問題

そこには

1.外耳の異常を伴うもの

2.外耳の異常にそのほかの異常を伴うもの

・鰓弓耳腎症候群(Branchio-oto-renal syndrome (BOR))

3.眼の異常を伴うもの

Usher症候群難病センターHP

感音難聴と網膜色素変性症

常染色体劣性遺伝

2020年 123巻5号

指定難病としてのアッシャー症候群 国立障害者リハビリテーションセンター病院耳鼻咽喉科 石川浩太郎先生

4.筋・骨格疾患を伴うもの

Van der Hoeve 症候群(バンデルヘーベ)骨形成不全症の難病センターHP

易骨折性、青色強膜、難聴

常染色体優性遺伝

・Treacher Collins症候群

頬骨・上眼窩縁の低形成による特徴的な顔貌を呈し,下がり目,頬骨部の陥凹耳介奇形としばしば外耳道閉鎖や中耳・耳小骨奇形を伴う

5.皮膚とその付属器疾患を伴うもの

Waardenburg(ワールデンブルグ)症候群

難聴、虹彩色素異常、皮膚や毛髪の色素異状を伴う

常染色体優性遺伝

6.腎疾患を伴うもの

Alport 症候群難病センターHP

7.神経疾患を伴うもの

・神経線維種症は多発性の神経線維腫と色素班を主徴とするもの

末梢神経および皮膚の病変が主体 (末梢型)の神経線維腫症Ⅰ型(von Recklinghausen 病 : NF1)

頭蓋内など中枢に腫瘍を形成する中枢型の神 経線維腫症Ⅱ型(NF2)

8.そのほかの疾患を伴うもの

Pendred症候群難病センターHP

前庭水管拡大症による難聴と、ヨウ素有機化障害を伴う甲状腺腫を合併したもの

・ミトコンドリア脳筋症

MELAS、MERRF、Kearns―Sayre 症候群が代表的

・ムコ多糖症

と、ありました。

次に内耳奇形の分類に関してです。

2015年 118巻8号

内耳奇形の画像診断 神戸市立医療センター中央市民病院耳鼻咽喉科 内藤泰先生

演習問題

難しいですね。

それでは。

 

耳鼻咽喉科-聴力検査編-

耳鼻咽喉科で行う検査についてまとめました。

●聴力検査系

新生児聴覚スクリーニングマニュアル(2015年)  日本耳鼻咽喉科学会

AABR

OAE

田中・進藤式 耳のきこえと発達のチェック

ASSR(Auditory Steady State Response、聴性定常反応):新生児期以降

・各周波数を測定できる(低音も測定できる)

・骨導も測定できる

・両耳同時測定できる

・SAM音、MM音を用いる

ABR(Auditory Brainstem Response、聴性脳幹反応):新生児期以降

・Ⅰ波は蝸牛神経、 Ⅱ波は蝸牛神経核(延髄)、Ⅲ波はオリーブ核(橋)、Ⅳ波は外側毛帯(橋)、Ⅴ波は下丘(中脳)・1つの周波数しか測定できない

・クリック誘発の反応は2000-4000Hzの反応を反映(低音は信頼性が低い)

・低音にはトーンピップを使用するが、信頼性は高くない

聴性定常反応検査(ASSR)とその活用について 山形大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座 伊藤吏先生(2015年 専門医通信)

BOR(Behavioral Observation Audiometry、聴性行動反応検査):3-6ヶ月

COR(Conditional Orientation Audiometry、条件詮索反射聴力検査):6ヶ月-3歳

Play(play audiometry、遊戯聴力検査):3-5歳

barr法とピープショウテスト(peep-show-test)がある

PTA(Pure Tone Audito 標準純音聴力検査):幼児期以降

随時更新予定。

専門医通信・テキストシリーズ2020年2月-7月-ANCA関連血管炎、OMAAV-

今回はANCA関連血管炎、ANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)に関し、まとめてみます。

まずはOMAAVのガイドラインです。

2018年の121巻5号の専門医通信にもあります。

●ANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)の診断と治療 新潟大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 森田由香先生

診断基準は

また、本家のANCA関連血管炎診療ガイドライン2017です。

ANCA関連血管炎診療ガイドライン2017 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等製作研究事業(難治性疾患政策研究事業)

 

血管炎症候群の診療ガイドライン(2017年改訂版) 日本循環器学会他 2018

です。

 

また今回は2020年2-7月の専門医通信、専門医テキストシリーズをまとめます。

2020年

2020年 123巻7号

専門医通信

●めまいとストレス 大阪市立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉病態学 角南貴司子先生

●頭蓋底骨髄炎の診断と治療 新潟大学大学院 医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 高橋邦行先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ

●めまいに効くリハビリテーション 横浜市立みなと赤十字病院 めまい平衡神経科 新井基洋先生

●どう取り組む?難治性中耳炎 新潟大学院医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 森田由香先生

2020年 123巻6号

専門医通信

●耳科手術の国際術式分類 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学 山本裕先生

●薬剤性難聴の最近の動向 筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科・頭頸部外科 田渕経司先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ

●専門医を悩ませる高齢疾患への対応 ―秋田県における老人性鼻漏のアンケート調査― 秋田大学大学院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 山田武千代先生

●―高齢者と口腔乾燥症― 関西医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 岩井大先生

●―声帯萎縮症― 京都府立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科 平野滋先生

2020年 123巻5号

専門医通信

●指定難病としてのアッシャー症候群 国立障害者リハビリテーションセンター病院耳鼻咽喉科 石川浩太郎先生

●病態に応じためまいの薬物療法 日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 野村泰之先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ

●どう取り組むいびきと無呼吸 名古屋市立大学耳鼻咽喉科&睡眠医療センター 中山明峰先生

●―耳鼻咽喉科医が行ういびき,閉塞性睡眠時無呼吸の治療― 太田総合病院記念研究所 太田睡眠科学センター,東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室 千葉伸太郎先生

2020年 123巻4号→なし

2020年 123巻3号

専門医通信

●聴覚情報処理障害の診断と対応 県立広島病院小児感覚器科 益田慎先生

●小児の顔面神経麻痺への対応 東京都立小児総合医療センター耳鼻咽喉科 馬場 信太郎先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ

●嗅覚障害 診療のコツ 金沢医科大学耳鼻咽喉科学 三輪高喜先生

●痙攣性発声障害を理解する 名古屋市立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉・頭頸部外科 讃岐徹治先生

2020年 123巻2号

専門医通信

●第33回日耳鼻専門医講習会を終えて 第33回日耳鼻専門医講習会実行委員長 藤枝重治先生

●持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)の診断と治療 新潟大学大学院医歯学総合研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 堀井新先生

●外来診療における超音波検査 鳥取大学医学部感覚運動医学講座耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 福原隆宏先生

●演習問題

専門医テキストシリーズ→なし

それでは。